ここだけは避けたい…ボルチモアの治安情報

興味本位で近づかないように!

アメリカの中でも治安が悪いので絶対に近づくべきではないとされている地域の代表格がボルチモアです。
ボルチモアにはジョンズ・ホプキンス大学という医学校の名門とされている有名大学が存在していることから、日本人の留学生や関係者も滞在している地域ですが、よほどの志がない限りはできるだけ避けた方が良いとされています。
ここだけは避けたいと真っ先に言われてしまう、ボルチモアの治安についてご紹介します。

犯罪のオンパレード

ボルチモアで発生した犯罪の内容を確認してみると、殺人や強盗、傷害、窃盗…などあげていけばキリがないほどの犯罪が発生しています。
発生する割合はアメリカ全体の平均と比較すると約2倍にも達しており、その中でも殺人に関してはアメリカ全体の平均の約7倍にも達しているのです。
あまりにも凶悪犯罪が多く発生していることから、日本人の平和慣れしている感覚でボルチモアに行ったら、毎日恐怖との戦いになるかもしれません。

ボルチモアのどこで犯罪が多く発生しているのか確認してみると、ほぼ全域が危険地域に指定できるほどあちこちで犯罪が発生しています。
どの場所が危険エリアと考えるよりも、ボルチモア全体が危険地域であるという認識を持ち、どうしても立ち入らなければならない理由がある場合は本当に注意してください。

暴動事件の背景

ボルチモアの治安を語るうえで忘れてはいけないのが、2015年に発生した暴動事件です。
黒人の若い男性が白人の警官から職務質問を受けた時に男性が刃物を所持していたため逮捕される流れになったそうです。
警官が男性を抑えこもうとしたところ、あまりにも警官が乱暴に扱ったため男性の脊髄が損傷してしまい、その後男性が亡くなったという事件が発生しました。
その以前から黒人が白人の警官に殺害されるという事件が発生していたため、黒人が抱え込んでいた不満が爆発してしまい、若者が暴徒化したのをきっかけに大きな暴動へ発展し、とうとうボルチモアは非常事態宣言を出す騒ぎになったのです。

大きな暴動に発展した結果、警察では暴徒化した市民を抑えることができなくなったため、最終的に州兵が投入される形になりました。
この事件の背景にはアメリカが昔から抱えている格差社会や人種差別問題などが複雑に絡んでいることから、今後もまた同じような事件をきっかけにして暴動に発展することも予想されています。

ボルチモアには様々な不満を抱えている人が多く住んでいると言われており、暴動事件に発展することがあるかもしれません。
このような事件が発生する可能性があることを十分理解したうえで慎重に行動すること、必要がなければ最初から立ち入らないようにすることを心がけてください。