飛行機と船には共通点が多い!用語や単位の雑学知識
異なる乗り物でも似ている?
飛行機のことを調べていると、意外な乗り物と共通点が多いことに気付きました。
飛行機と船には共通点が多いのは用語と単位などで、それぞれ似ている部分についてご紹介します。
呼び方について
飛行機が離発着する場所といえば「空港」で、船が停泊している場所は「港」で、どちらも「港」という漢字を使用しています。
船は英語でship=シップといいますが、航空業界では飛行機のこともシップと呼んでいるのです。
この時点で共通する部分がたくさん存在していることがわかります。
飛行機と船に共通する呼び方で有名なのが「キャプテン」です。
船の場合は船長を意味していますが、飛行機に関しては機長という意味を示しています。
ちなみに呼び方が共通しているだけでなく、どちらのキャプテンと呼ばれる立場の人も制服に4本の金色の筋が入っているのが特徴的です。
船に乗っている船員と飛行機に搭乗している乗務員はどちらも「クルー」という呼び名で共通しています。
飛行機を操縦する「パイロット」は操縦士のことですが、船の場合は水先案内人という意味になります。
水先案内人とは港にやって来る船の中で慣れていない船に対して安全に誘導する役割を果たす担当のことをいいます。
単位について
一般的に使われる距離を示す単位はキロメートルなどですが、飛行機や船の世界では異なる単位を使用します。
どちらも「海里」という意味のNM=ノーティカルマイルという単位を使用するのが特徴的です。
陸でもマイルという単位を使用していますが、陸の場合は1マイルで約1.6キロ空や海の場合は1NMで約1.8キロと距離が異なっています。
速さを示す単位のついてもKt=ノットという単位を用います。
1ノットは1時間で1NM進むという意味を示しています。
その他の共通点
飛行機と船に共通するのは他にも色々あることに気付きます。
船は接岸する際に左側からで、飛行機も乗客が乗り降りするのは左側になっているのが特徴的です。
飛行機に乗り込む際にはフードが付いている橋を渡りながら飛行機に搭乗していますが、この橋を船の場合はボーディングブリッジといいます。
航空業界ではパッセンジャー・ボーディングブリッジと呼んでおり、どちらも似ている部分があるといえます。
また、船の整備を行なう場所はドッグと呼んでいますが、飛行機の整備を行なう場合もドックと呼んでいるのです。
船の一種に存在しているフェリーは日本語では貨客船という意味がありますが、飛行機でもフェリーという呼ばれ方もあります。
ただし飛行機の場合は回送という意味があり、お客さんが搭乗していない状態で空港の間を飛ぶ便がフェリーと呼ばれており、この部分については少しだけ意味合いが違うようです。